▼蔵と阿讃山脈の峰々

うちは誰の挑戦でも受ける
酒蔵巡りの１番は「元祖」四国霊場１番札所霊山寺のお向かいにたたずむ『本家松浦酒造場』
この大麻地区は、知らない人なら「警察署の前で大きな声で読むことがはばかられる」名前ですが、実は「オオアサ」と読みます。水路が集まる町として昔から吉野川上流からの米や産物の集積地でした。 　　

▼９代目松浦社長

松浦家さんも酒造をてがける前(江戸中期まで)は、水路を巡る舟の運送業をしていたということです。阿讃山脈からの水とこの豊富な物資とで酒や味噌・醤油等の醸造業者が集まっていましたが、今はお酒はここ一軒になってしまいました。

９代目当主の松浦さんは44歳の青年社長です。 「守ってきた伝統プラス斬新な視点で新しいおいしい酒をつくることが今一番楽しいこと」と話してくれました。 古くは全国的ヒットとなった「すだち酒」の開発から始まり、今は「霧造り」という新しい醸造手法を自ら探究しているそうです。社員さんも若い人を中心に熱心に働いておられます。

▼鳴門鯛 樽酒

今、仕事以外に会社一丸でハマッテいるのはソフトボール。 対戦相手は募集中。「どっからでもかかってきなさい。しかも、うちに勝ったらお酒を一斗～四斗分を進呈、負ければそれを買ってくれ」という、大食い挑戦のカレー屋のような危ないチーム方針だそうです。(笑)

次は、第二番酒蔵札所　「花乃春酒造」 更新を楽しみにお待ちください！

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